運転手不足で路線バス一部路線が廃止減便 既存路線ルート変更でカバー
福井市を発着する路線バスは、運転手不足で10月から一部の路線が廃止・減便となり、事業者は残る路線のルート変更などによって利便性を確保します。
7日福井市で開かれた対策会議では、今年10月以降の路線バスの運行計画について県から報告がありました。
それによりますと、京福バスでは、現在運行している45路線のうち5路線を廃止15路線を減便します。
見直す路線は全体の半分近くになりますが、通院などへの影響を考慮し、廃止予定だった「福井総合病院線」については全便を維持することになりました。
一方、福井鉄道では、現在運行している16路線のうち、福井市田原町と越前町のかれい崎を結ぶ「福浦線」1路線のみ運行が廃止されます。
この影響を抑えるため、福井市と越前町を結ぶ「鯖浦線」に丹生高校前を経由する新たなルートを設けて、生徒の通学の利便性を確保します。
県は今後の運転士確保に向けて、事業者による採用活動の強化や、補助制度の見直しを図りたいとしています。