6日以降も強い寒気は居座る見込み 山地中心に警報級大雪の恐れ 交通障害に警戒を
今シーズン一番の強い寒気が流れ込んだ影響で県内は5日明け方にかけてまとまった雪となり、県の南北を結ぶ道路網は一時分断されました。6日以降も強い寒気が居座るとみられ、引き続き交通障害などに警戒が必要です。
4日夜からまとまった雪となった県内。5日朝、福井市ではまだ暗い時間帯から雪かきに追われる人の姿が。
■40代会社員
「今から車を出さないといけないので、出勤前に一生懸命雪をかいている」
一方、県内の主な国道や高速道路では、車両のスタックなどによる大規模な滞留を避けるために「予防的通行止め」を実施。
集中的に除雪作業が行われ、朝の通勤時間帯に間に合うように順次解除されました。
■職員
「福井方面ですか 気をつけて」
ところで今回は、国道8号と並行する北陸道が同時に通行止めとなり、南北をつなぐ道路網がまたも一時分断された形に。
物流を担うトラック運転手からは恨み節も聞かれました。
■名古屋市から来た運転手
「一本でも通ってくれた方がありがたいが、もうどうしようもない」
■三重県から来た運転手
「今13時間足止め どちらの道が空いてるのがベスト でもどちらにしても交通集中で混むだろう ただ情報を早く流してほしい」
今回の予防的通行止めについて、国土交通省近畿地方整備局は、「利用者の協力があって大規模な滞留を防げた」と協力に感謝した上で、通行規制に関する情報は今後もできる限り早く提供したいとしています。
県内は強い寒気がこの後も居座る見込みで、嶺北では6日の明け方にかけて、山地を中心に警報級の大雪となる恐れがあり、気象台では引き続き交通障害などに注意・警戒を呼びかけています。