去年9月、福井市の80代女性が、孫を装った電話で500万円をだまし取られる事件があり、警察は3日、埼玉県の17歳の少年を詐欺の疑いで逮捕しました。少年は金を受け取る「受け子」役とみられ、調べに対し「女性から紙袋を受け取ったが現金だとは知らなかった」と容疑を否認しています。（2月5日）


警察の調べによりますと去年9月、女性のもとに孫をかたる人物から「投資で5000万円儲かったが税金を払わないといけない」「500万円を用意してほしい」「知人が取りにいくから渡してほしい」と電話があったもので、女性は福井市内の路上で少年に現金500万円を手渡しました。

現金を渡したあとも同様の電話がかかってくるため不審に思った女性が、警察に110番通報して被害が発覚しました。

警察では、少年は詐欺グループに所属して組織的に犯行を重ね、他の詐欺事件にも関わっている可能性があるとみて慎重に調べを進めています。