恒例の大すす払い 白い息はきながら雲水らが作業 今年もあと10日 大本山永平寺
今年も残すところあと10日。永平寺町の大本山永平寺では21日、大掃除にあたる恒例の「大すす払い」が始まり、作務衣姿の雲水らが今年1年の汚れを落として迎春準備を進めていました。(12月21日)
時折雪が激しく降る中、仏殿や山門では雲水らが白い息を吐きながら、およそ5メートルの竹の先に笹を付けた道具で、はりや欄間など高い所にたまったほこりや線香の煙で黒くなったすすを丁寧に払い落しました。
永平寺ではこれまで、全ての建物のすす払いを1日で終わらせていましたが、少子化による雲水の減少で去年から2日に分けて作業しているということです。参拝客が使う施設や廊下など全ての建物で22日までに終える予定で、新春の参拝客を迎えます。