敦賀原発2号機の安全審査「不合格」日本原電は追加調査の意向 再申請までには1年以上必要
敦賀原発2号機の安全審査が「不合格」と正式決定したことを受け、日本原電は14日、審査を受け直すには追加調査が必要で、再申請までには1年以上かかる見通しを示しました。
敦賀原発2号機について、原子力規制委員会は13日、原子炉直下に活断層がある可能性が否定できないとして、委員会発足後初めて安全審査「不合格」としました。
これを受けて日本原電の坂井毅志敦賀事業本部長は、県の坂本裕一郎防災安全部長と面談し、陳謝したうえで、審査の再申請に向けて、まずは将来動く可能性が指摘されている敷地内の断層について追加調査を進めると説明しました。
■日本原電 坂井毅志敦賀事業本部長
「K断層などの追加調査の方針については、遅くとも今年度中には説明できるよう努めたい」
再申請するまでにはさらに幅広いデータの収集が必要となるため、1年以上かかるとの見通しを示しました。
これに対し坂本部長は、安全最優先で検討し、地元に丁寧に説明するよう求めました。