宮田笙子選手 パリ辞退から涙の復帰戦「応援する福井の人を思い最後までやり切った」国民スポーツ大会体操成年女子 福井県総合優勝
佐賀県で開かれている国民スポーツ大会の体操成年女子で、鯖江高校出身の宮田笙子選手が福井県代表として7日出場し、チームを総合優勝に導きました。
今年から国民体育大会から名前が変更した国民スポーツ大会は7日、SAGAアリーナ(佐賀市)で会期前競技の体操成年男女の決勝が行われました。
男女ともに出場した福井県は、男子にパリオリンピック団体金メダルを獲得した鯖江高校出身の杉野正尭選手がメンバーに入りました。
また、女子には今年7月に喫煙や飲酒を理由にパリオリンピック出場を辞退した宮田笙子選手が、今年5月のNHK杯以来となる競技に臨みました。
宮田選手は競技開始前に涙を見せる場面があったものの、跳馬と平均台それに「ゆか」で演技し、平均台では全体の4位となるなど福井チームをけん引したほか、深沢選手と山本選手らも活躍し、福井県女子チームは総合優勝を決めました。
男子の杉野選手は、「ゆか」とあん馬それに跳馬と鉄棒で演技し、あん馬では「14.766」と高得点をたたき出し全体の1位と貫録を見せ、男子チームの7位入賞に貢献しました。
宮田選手は競技後一連の騒動に対し謝罪し「これまで応援してくれた福井の人を思い、最後までやり切れてよかった」と涙ながらに話していました。