福島市の80代女性から現金1300万円をだまし取った疑いでマレーシア国籍の男が再逮捕されました。

詐欺の疑いで再逮捕されたのは、マレーシア国籍で住所不定、自称調理師のヘン・テン・リー容疑者（24）です。

警察によりますと、ヘン容疑者は2024年9月、仲間と共謀して警察官や検察官になりすまして福島市の女性(80代)に電話をかけ「暴力団を逮捕したところ、あなた名義の口座を持っていた。犯人グループがあなたの口座にお金を入れたか調べる必要がある」などと話し、現金1300万円をだまし取った疑いが持たれています。

警察の調べに対し、ヘン容疑者は容疑を否認しているということです。

警察は、同様の手口で福島市の別の女性(80代)から850万円をだまし取った疑いで、9月にヘン容疑者を逮捕していて、その捜査を進めていたところ、今回の容疑が強まったとして再逮捕しました。

警察はヘン容疑者が詐欺の「受け子」とみて、事件を詳しく調べています。