「お茶は女性がいれるもの」「男性は仕事をして家庭を支えるべき」それ“アンコン”では?福島県
「アンコンシャスバイアス」という言葉をご存じですか?「無意識の偏見」と訳されるのですがこの考えに向き合い、世の中をより良くしていこうという取り組みが県内でも始まっています。
10月に二本松市で開かれたシンポジウム。そのテーマとなったのが「アンコンシャスバイアス」です。例えば職場で出されるお茶。女性がいれるものと思っていませんか?この意識が「アンコンシャスバイアス」。
このほか「家事や育児は女性がするべき」「男性は仕事をして家庭を支えるべき」なども「アンコンシャスバイアス」です。この「アンコンシャスバイアス」で、思いがけず人を傷つけてしまわないように考えるきっかけになればとシンポジウムは県などが開きました。
シンポジウムには「ゴジてれChu!」でもおなじみお笑いコンビ「母心」の関あつしさんも登場。その関さん。「アンコンシャスバイアス」を知ってもらおうと、実はある企画も担当していたんです。それがこのマンガ。福島県のハンドブックに載っているのですが、これは関さんが描いたものなんです。身近にあった「エピソード」をかわいらしいイラストとともにわかりやすく伝えています。
「無意識の偏見」に気づくことは、自分の可能性を広げるチャンスでもあると専門家は指摘します。
■アンコンシャスバイアス研究所 守屋智敬 代表理事
「アンコンシャスバイアスは完全にはなくせないので、日頃から向き合い続ける、気づこうとし続けることが大切だと思います。ぜひ自分から話をしてみる、逆に自分とは違う意見を持っている人の話を聞こうとする、受け止めようとする。そういう対話をこれから大切にしていただければと思います」