年末年始に多発した住宅火災 ニュースサイトでも多くの関心を集める 福島県
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年末年始に福島中央テレビのニュースサイトで注目を集めたのは福島県内各地で相次いだ火事のニュースでした。
1月1日元日の夜には、福島市下飯坂にある寺で火災が発生。
■近くに住む人は
「夕食を食べて一家団らんでくつろいでいるときに外を見たら真っ赤かに炎が上がっている状態だった」
火は約4時間後に消し止められ、けが人はいないということです。
最大9連休とも言われたこの年末年始。県内各地で火事が相次ぎました。12月30日にはいわき市で住宅1棟が全焼。焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
正月休みが明けてからも郡山市では1人が亡くなる住宅火災がありました。
火事の原因はさまざまですが、消防庁の2023年のまとめによりますと、住宅火災の出火原因のうち調査中と不明のものを除き最も多いのが「こんろ」からの出火でした。
そしてその次に多いのが意外にも「たばこ」なのです。こちらは郡山地方広域消防組合が行った実験映像です。
山盛りの吸い殻に火が消えていないたばこを捨てると、わずか12分で煙があがり黒くこげはじめ、20分もしないうちにあまりの熱で灰皿も割れてしまいます。
このとき火が周辺に飛び散ればたちまち火災の原因に。たばこは必ず「水で消す」。これが重要です。
さらに火災の原因として3番目に多いストーブは、洗濯物や布団が接触すると、例えそれが電気ストーブであっても火災の原因に。
ストーブの周りには物を置かない。寝る時には消す。これが命を守る鉄則といえそうです。