西鉄のオンデマンドバス 必要な運転免許を持たない違反状態で2日間で84人を乗せる 福岡
西鉄は福岡市東区のアイランドシティ周辺で運行しているAIを活用したオンデマンドバスで、運転士が必要な運転免許を持たない違反状態で、2日間にわたりあわせて84人を乗せていたと発表しました。
オンデマンドバスは乗客の需要に合わせて運行しているものです。
西鉄によりますと、6人の運転手のうち1人が、中型二種以上の運転免許が必要なのに、8トン未満限定の条件付き免許しか持たないまま、1月17日と18日、アイランドシティ周辺であわせて12時間あまり、およそ286キロの営業運転を行い、84人を乗せたということです。
バスを改造し、これまで10人だった定員を、限定条件なしの中型二種以上の免許が必要な14人に増やし、6人の運転手全員が免許を持っていると誤って認識していたということです。
免許の条件についての運転手からの指摘で判明しました。
西鉄は22日、警察に道路交通法の「免許条件違反」として報告したということで、今後、免許証の運転条件を点呼の際にチェックすることなどを検討し、再発防止に努めるとしています。