「被災前よりおいしいものを」大雨被災も名物の手延べそうめんの生産再開 職人の思い
大雨に負けず そうめん生産再開の思い
カメラマンリポートです。7月10日の記録的大雨で被害にあった、福岡県うきは市の製麺所が、名物の手延べそうめんの生産を一部再開しました。復旧に追われる中、そうめん作りを再開した職人の思いに迫りました。
夏の風物詩・そうめんが名物の福岡県うきは市にある『長尾製麺』は、江戸時代から続く200年以上の歴史を誇る老舗です。久しぶりに、手でそうめんを延ばしていく、そうめん作りの音が工場内に響きます。
■長尾製麺・長尾洋介さん
「一番お客様が食べたいときに作れないのは大変なもどかしさがあったんですが、作れることになったのは大変うれしかったです。」
7月10日に筑後地方に降った記録的大雨で、うきは市にある『長尾製麺』の前の道路も裏の川が氾濫し、辺り一帯が水につかってしまいました。
■長尾さん
「あっという間に水がどんどん増えていった。この辺まで全部(水がきた)。全部浸かっている状態。ここは全部水没です。」
工場内は約50センチ浸水し、ラーメンやそばなどを作る機械は水に浸かり、現在、復旧作業が続けられています。そんな中、そうめん作りの道具も大雨の被害にあいましたが、何とか修理し、大雨から約3週間後、手延べそうめん作りを一部再開しました。
力任せに引っ張ると麺が切れてしまうため、麺と対話しながら丁寧に延ばしていくという、まさに熟練の技です。
■長尾さん
「ただ延ばせばいいものではなくて、真ん中だけ中心に太いなて思うところを選んで、上から下までが同じ太さになるようにしています。」
まだ生産量は被災前の4分の1しか作れませんが、長尾さんは前を向きます。
■長尾さん
「どんどん浸水して工場の中に水が上がってきたけど、これはもうだめだなという気は一回もなかったですね。私の復旧は、前作っていたものと同じようなものを作るということではなくて、以前よりも、よりおいしいものを作れる環境を作るということを、職人に伝えました。」
「被災前よりも、さらにおいしいそうめんを」という長尾さんの思いがこもったそうめんが、風に揺れています。
まだ復旧作業が忙しく一部しか再開していないため、新規の注文は時間がかかる状態だということです。
夏の風物詩・そうめんが名物の福岡県うきは市にある『長尾製麺』は、江戸時代から続く200年以上の歴史を誇る老舗です。久しぶりに、手でそうめんを延ばしていく、そうめん作りの音が工場内に響きます。
■長尾製麺・長尾洋介さん
「一番お客様が食べたいときに作れないのは大変なもどかしさがあったんですが、作れることになったのは大変うれしかったです。」
7月10日に筑後地方に降った記録的大雨で、うきは市にある『長尾製麺』の前の道路も裏の川が氾濫し、辺り一帯が水につかってしまいました。
■長尾さん
「あっという間に水がどんどん増えていった。この辺まで全部(水がきた)。全部浸かっている状態。ここは全部水没です。」
工場内は約50センチ浸水し、ラーメンやそばなどを作る機械は水に浸かり、現在、復旧作業が続けられています。そんな中、そうめん作りの道具も大雨の被害にあいましたが、何とか修理し、大雨から約3週間後、手延べそうめん作りを一部再開しました。
力任せに引っ張ると麺が切れてしまうため、麺と対話しながら丁寧に延ばしていくという、まさに熟練の技です。
■長尾さん
「ただ延ばせばいいものではなくて、真ん中だけ中心に太いなて思うところを選んで、上から下までが同じ太さになるようにしています。」
まだ生産量は被災前の4分の1しか作れませんが、長尾さんは前を向きます。
■長尾さん
「どんどん浸水して工場の中に水が上がってきたけど、これはもうだめだなという気は一回もなかったですね。私の復旧は、前作っていたものと同じようなものを作るということではなくて、以前よりも、よりおいしいものを作れる環境を作るということを、職人に伝えました。」
「被災前よりも、さらにおいしいそうめんを」という長尾さんの思いがこもったそうめんが、風に揺れています。
まだ復旧作業が忙しく一部しか再開していないため、新規の注文は時間がかかる状態だということです。