【タンカー転覆】残る1人の捜索続く 国の運輸安全委は船舶事故調査官2人を派遣 関係者から聞き取り
残る1人の捜索続く
20日、山口県下関市沖の響灘でタンカーが転覆し9人の死亡が確認された事故で、現場の海域では行方不明となっている乗組員1人の捜索が続いています。
20日午前、下関市の六連島(むつれじま)沖の響灘で、乗組員11人が乗った韓国船籍のケミカルタンカー「キョヨン サン」が転覆しました。
これまでに10人が救助され、このうち9人の死亡が確認されました。1人の行方が分かっていません。
海上保安部などは21日、潜水士による船内の捜索を行いましたが、22日は周辺の海域での捜索を続けるということです。
転覆の原因は分かっていませんが、国の運輸安全委員会は21日から船舶事故調査官2人を派遣していて、関係者から聞き取りを行うなど事故の原因を調べています。
また、門司海上保安部は当初、救命胴衣を着用していたとしていた乗組員のうち3人は、救命胴衣を着けていなかったと訂正しました。