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芦屋基地周辺の水路1か所で最大4.2倍のPFAS 基地の井戸では30倍 地下水の調査を踏まえ対応を検討へ

2025年1月30日 17:40
芦屋基地周辺の水路1か所で最大4.2倍のPFAS 基地の井戸では30倍 地下水の調査を踏まえ対応を検討へ

一部の物質の人体への影響が指摘される有機フッ素化合物「PFAS(ピーファス)」を巡り、福岡県の航空自衛隊芦屋基地から目標値の30倍の数値が検出されていた問題についてです。福岡県が追加で周辺を検査したところ、1か所で、濃度が目標値の4.2倍に上っていることが新たに分かりました。

福岡県芦屋町の航空自衛隊芦屋基地では、有機フッ素化合物「PFAS」のうち、人体への影響が指摘されている「PFOS(ピーフォス)」と「PFOA(ピーフォア)」の調査が行われ、井戸水から国の暫定目標値の30倍の数値が検出されていました。

これを受け、福岡県が去年12月とことし1月、基地周辺の河川や水路14か所で水質調査をしたところ、基地北側にある水路1か所で「PFAS」の濃度が、目標値の最大4.2倍に上っていることが分かりました。

福岡県によりますと、この水路の水は基地から直接流れ込んでいるものではありませんが、土壌からしみ出している可能性もあるということです。

県はこのほか、基地周辺の7か所の地点で地下水調査を23日に終えていて、その結果も踏まえて今後の対応を検討したいとしています。

最終更新日:2025年1月30日 17:40
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