宮崎県沖の日向灘で13日夜に地震があり、福岡県・佐賀県で震度4を観測しました。福岡管区気象台は揺れの強かった地域について、今後1週間程度は同じ程度の揺れに注意するよう呼びかけています。

気象庁によりますと13日午後9時19分ごろ、宮崎県沖の日向灘で地震がありました。

宮崎市などで最大震度5弱を観測したほか、福岡県の久留米市や佐賀県の神埼市や白石町で震度4を観測しました。

このほか福岡市や北九州市で震度2を観測しています。

福岡県・佐賀県でケガ人や被害の情報はありません。

宮崎県と高知県には一時津波注意報が発表され、最大20センチの津波を観測しました。

九州電力によりますと佐賀県の玄海原子力発電所、鹿児島県の川内原子力発電所ともに異常は確認されていないということです。

またJR九州によりますと、福岡県・佐賀県の在来線の運行に影響は出ませんでしたが、九州新幹線で一部の列車に遅れが出ました。

地震の発生を受け福岡管区気象台は13日午後11時45分から臨時会見を開きました。

■福岡管区気象台・緒方誠地震津波対策調整官
「（揺れの強かった地域では）落石やがけ崩れなどが起こりやすくなっている可能性があります　今後1週間程度は最大震度5弱程度の揺れを伴う地震に注意をお願いします　身の安全の確保と安全な場所から離れないということを心がけてください」

その上で緒方誠地震津波対策調整官は、あらためて地震への備えを呼びかけました。