米軍兵士の性犯罪容疑での書類送検 福岡県警も報道発表せず「任意捜査事件は原則非公表」 県も把握せず
福岡県警がアメリカ軍の兵士を性犯罪の容疑で書類送検したものの、報道発表していなかったことが分かりました。
福岡県警は2019年以降、アメリカ軍の兵士1人を性犯罪に関与した疑いで書類送検しましたが、県警はこの事件を報道発表しませんでした。県警は「任意捜査事件は原則非公表とする運用にのっとった」と説明していて、アメリカ兵の詳しい容疑や所属などは明らかにしていません。
また、福岡県もこの事件を把握していませんでした。
福岡県の担当者によりますと、県警が九州防衛局に連絡し、そこから県に情報が共有される運用になっていますが、県警は、九州防衛局には公表事案のみ情報共有しているということです。
アメリカ軍関係者の性犯罪を巡っては、沖縄に駐留するアメリカ軍兵士の性的暴行事件を沖縄県警が発表せず、沖縄県側に情報共有がなかった問題が発覚しています。