【台風10号】橋が崩落した現場から中継 大雨で川の増水して流されたか 同じ川で男性1人の遺体を発見 福岡
福岡県築上町では県道沿いの川にかかる橋が崩落しました。現場に中継が出ています。宮原さん。
はい、福岡県築上町からお伝えします。現在、雨は小康状態ですが、強くなったり弱くなったりを繰り返しています。築上町には現在も、土砂災害警戒情報が出ています。
この地域を流れる城井川(きいがわ)では、中央部分の橋脚が壊れ、崩れた橋が下流側に押し流されているのがわかります。
築上町によりますと、29日午後1時すぎ、城井川にかかる「向田橋(むこうだばし)」で、住民から「橋が半分くらい壊れている」と連絡があったということです。
この地区では29日正午ごろ、1時間に60ミリと非常に強い雨を観測していて、大雨による川の増水で、橋の一部が流されたとみられています。この橋の崩落による人的被害の情報は入っていません。
また29日午後9時ごろ、この場所よりも上流にある築上町寒田(さわだ)で「川の様子を見に行った80代の男性を助けに行ったが姿が見えなくった」と男性の家族から町に連絡がありました。
警察によりますと、30日午前7時半ごろ、川に浮かんだ状態で死亡している男性が見つかり、その後、行方が分からなくなっていた80代の男性と分かりました。
■松井アナウンサー
「崩落した橋ですが、生活への影響はどの程度あるのでしょうか。」
はい、築上町によりますと、この先には住宅が1軒と農業用地があるということです。橋を使うことはできませんが、上流側に「う回」できる道があり、孤立状態ではないということです。
この地域の降り始めからの雨量は600ミリを超えています。土砂災害に引き続き厳重な警戒が必要です。以上、中継でした。