×

「命をもって償ってもらいたい」殺害された男性の遺族が意見陳述 佐伯区バラバラ殺人事件の公判で・広島市

2025年2月28日 17:43
「命をもって償ってもらいたい」殺害された男性の遺族が意見陳述 佐伯区バラバラ殺人事件の公判で・広島市

広島市内の住宅で知人男性を殺害し、遺体を海に捨てたなどとされる男の裁判で、男性の遺族による意見陳述がありました。

起訴状などによると、広島市佐伯区の無職・渡部大地被告(32)は、2021年10月、祖母の自宅で知人男性をコンクリートブロックで殴って殺害。遺体を切断し、海に捨てるなどした疑いです。広島地裁で28日に開かれた被告人質問で、渡部被告は「黒づくめの男が男性を殺害した。男に指示されて、遺体を捨てた」などと、これまでの裁判と同様の主張を繰り返しました。28日の裁判では、最後に男性の遺族である息子が意見陳述をおこない、「被告人には人の命を奪った以上、命をもって償ってもらいたい。おそらくそれがかなわないだろうと分かっているが、それが息子としての本心だ」などと述べました。渡部被告はまっすぐ前を向き、表情を変えることなく、意見陳述を聞いていました。裁判は3月4日に結審し、3月13日に判決が言い渡される予定です。

【2025年2月28日】

最終更新日:2025年2月28日 17:48
    広島テレビのニュース