広島商で全国制覇 高校野球の名将・迫田穆成さんが死去
広島の高校野球史に数々の栄光を刻んだ名将・迫田穆成(さこだ・よしあき)さんが1日朝、84歳で亡くなりました。関係者によると、死因は「すい臓がん」とのことです。
6歳で被爆した迫田さんは高校野球の名門・広島商業高校に進学。夏の甲子園では1957年にキャプテンとして、1973年には監督として甲子園優勝に導きました。
モットーは全員野球。盗塁やバントを駆使した緻密な野球は、広商野球として野球ファンに親しまれました。
1993年からは如水館高校の前身・三原工業の監督に就任。ここでも広商野球を植え付け、如水館を春夏通算8度の甲子園へ導き、県内屈指の強豪に育てあげました。
教え子にはカープで監督も務めた達川光男さん。現役選手では、千葉ロッテマリーンズで2023シーズン51試合に登板した坂本光士郎投手などが名を連ねます。
2019年からは竹原高校を指揮していましたが、関係者によると1日朝、すい臓がんのため息を引き取りました。
(2023年12月1日放送)