ノーベル平和賞の授賞式に出席した高校生大使 児童に平和の尊さ訴え【NEVER AGAIN・つなぐヒロシマ】
ノーベル平和賞の授賞式に出席した高校生平和大使が、広島県三原市の小学校で講演し、平和の尊さを伝えました。
三原市の小学校で講演したのは、高校生平和大使の甲斐なつきさんと、佃和佳奈さんです。
■高校生平和大使・甲斐なつきさん
「この広島は、原爆が落とされた当時、およそ3000度の熱線に覆われました。」
甲斐さんは2024年12月、被爆者らとともに、ノルウェー・オスロで開かれたノーベル平和賞の授賞式に出席しました。現地では、同世代の若者に曾祖父母の被爆体験を伝え、平和への思いを発信しました。
■高校生平和大使・甲斐なつきさん
「私たちの力は小さいかもしれないが、一緒に集まれば、世界平和の実現につながる大きな力になる。」
児童たちに訴えたのは、平和の尊さと、オスロの若者たちとの交流で感じた思いです。
■児童の質問
「世界が平和になったなって、思ったことはありますか?」
■高校生平和大使・甲斐なつきさん
「ノルウェーのオスロでスピーチをした時に、私たちの力は「ビリョク」ではあるけれど、それは決して「ムリョク」ではないよねと話したところ、会場にいた400人くらいの方々が『イエス』というふうに同意をしてくれた。そういうところで、私たちの思いだったり、平和への思いが伝わっていたなと感じます。」
■講演を聞いた児童は…
「戦争が起きたら家族や友達もいなくなるから、平和をすごく大切にしたいと思った。」
■講演を聞いた児童は…
「(戦争で)生活ができなくなると思うと悲しくなった。家族といっぱい話して、友達を大切にしていこうと思います。」
■高校生平和大使・甲斐なつきさん
「オスロで高校での出前授業を行ってから、同じ世代や下の世代に伝えることの重要性をより実感して、小学生のみんなの人生やこれからの生活に、少しでもこの講演が響いてくれたらなと思いました。」