日本被団協にノーベル平和賞 被爆者が証言活動 核兵器廃絶への願い
日本被団協へのノーベル平和賞発表から一夜明け、被爆地・広島では喜びの声が聞かれました。
発表から一夜明けた平和公園では…
■女性
「世界から注目されてよかった。平和について考えるきっかけになると思う」
■男性
「私は島根の人間だけど、きのうのニュースがあったので久しぶりにここを訪れてみようかなと(思い来た)」
被爆者らが慰霊碑にノーベル平和賞の報告に訪れ、原爆の犠牲者に黙とうを捧げました。
■県被団協 佐久間邦彦 理事長
「昨日の興奮がいまだにやまず、ゆうべはあまり眠れませんでした。被団協が受賞したということは被爆者にとって非常に勇気づけられました。今後、これを糧に頑張っていきたい」
被爆者の山本定男さん93歳です。12日、広島を訪れたアメリカ人に自身の被爆体験や人々が受けた被害について語りました。
■山本さんの証言
「ものすごいガーンという爆発音と共に強烈な熱風でみな吹き飛ばされてしまった」
証言の最後、山本さんはノーベル平和賞にもふれました。
■山本定男さん
「昨日のことですけど日本被団協がノーベル平和賞を受賞したのは大変うれしいことです。これによって核兵器廃絶が大切なことだと世界中に知ってもらえることを私は願っています」
今回の受賞決定に核廃絶への決意を新たにする被爆地・ヒロシマです。
(2024年10月12日)