核兵器廃絶を議論する「ひろしまラウンドテーブル」が閉幕 8月に提言発表へ
核兵器廃絶を議論する「ひろしまラウンドテーブル」が閉幕し、意見をまとめた提言が8月に発表されます。
「ひろしまラウンドテーブル」は広島県が主体となり核廃絶に向けて議論する国際会議で、今年で11回目です。核兵器保有国のアメリカ、ロシア、中国を含む6か国の有識者ら21人が、2日間議論しました。
議長を務めた順天堂大学の藤原帰一特任教授は「去年から核兵器のない世界という夢の実現はこれまで以上に遠のいた」と指摘しました。
■順天堂大学 藤原帰一 特任教授
「核に対する依存が高まっているということは、抑止が破綻する可能性がある」
議論された意見は「ひろしまウォッチ」という政策提言で8月5日に発表され、国連の全加盟国に送付されます。
(2024年7月18日放送)