山陽道トンネル火災 大型トラックから出火 上り線が通行止め続く(16日18時現在)
山陽自動車道の車両火災による通行止めは、今も一部で続いており、影響が広がっています。
午前9時40分頃、東広島市にある山陽自動車道「八本松トンネル」上り線の入り口付近を走行していた大型トラックから出火し、全焼しました。トラックは精密機器を載せて、福岡から兵庫に向かう途中でした。50歳の男性運転手が異変に気付き、車から降りたところ、荷台と運転席の間から出火していたと言うことです。一方、この運転手を含むケガ人はいませんでした。「八本松トンネル」の上り線は、850メートル余りあり、志和から西条インターチェンジまでの上下線が、一時通行止めになりました。
■大江記者
「上下線ともに通行止めが続いていましたが午後4時ごろに下り線のみ通行が再開されました」
通行止めの影響が拡大しています。広島市と広島空港を結ぶリムジンバスは、事故直後から運休。山陽道を経由する高速バスは、ほとんどが中国道に迂回するなどして、大幅な遅れが出ています。
事故が起きた「八本松トンネル」は、2016年3月にも、下り線で渋滞していた車の列にトラックがブレーキをかけないまま追突。車両6台が炎上し、2人が死亡するなどしています。
消防車など19台が出動した白昼のトンネル火災。現在も通行止めが続く「上り線」の再開のめどは立っていません。警察は、トラックをトンネルから運び出して、出火原因を調べています。
《2023年11月16日放送》