「土下座するのが普通やろ」大津高サッカー部いじめ 元上級生が初公判で無罪主張
大津高校サッカー部で起きたいじめをめぐり、おととし、男子部員に全裸で土下座をさせた強要の罪に問われている上級生2人の初公判が開かれ、2人は無罪を主張しました。
強要の罪に問われているのは、大津高校サッカー部の当時2年生だった元男子部員2人です。起訴状などによりますと、2人は2年生だったおととし1月、大会応援のため宿泊していた施設で、当時1年だった元男子部員に全裸で土下座を強要した罪に問われています。元男子部員は通学できなくなって転校し、去年10月、警察に被害届を提出。家庭裁判所が1人を逆送致し、今年8月、熊本地検が2人を起訴しました。
1日の初公判で、検察側は当時の2年生が1年生に先輩のあだ名を言わせていたと指摘。その後、2人が元男子部員を呼び出し、「あだ名言ったんやけん、土下座するのが普通やろ」と全裸での土下座を強要したと述べました。
一方、2人は「全裸になれと言ったり、土下座の要求はしていない」と無罪を主張しました。2人の主張を聞いて、元男子部員は。
■いじめを受けた元男子部員
Q.謝ってほしい思いは?
「もちろんあります。でも思ってもない謝罪は求めていないので、これから裁判とか、証人尋問とかをしていく中で気づいてくれればそれが一番」