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「スコップ1杯でも多く土砂を取り除きたい」能登豪雨 熊本からのボランティア男性の思い

2024年9月25日 20:04
「スコップ1杯でも多く土砂を取り除きたい」能登豪雨 熊本からのボランティア男性の思い

1月の大地震で被災した石川県の能登半島を襲った記録的な大雨で、熊本県内からも支援の輪が広がっています。「スコップ1杯でも多く土砂を取り除いて、恩返しをしたい」。その思いで熊本豪雨で被災した男性が、現地に向かいました。

(動画の音声)
「道路に堆積した土砂を、住民が車で往来できるように重機を使って土砂の撤去作業を進めています」

25日に撮影された石川県輪島市の動画。撮影したのは、球磨村神瀬の住職・岩崎哲秀さん。24日からボランティアに入りました。

■球磨村の住職 岩崎哲秀さん
「宅地やいろんなな道が復旧したと思っていたところに、水害という形で土砂が堆積しており、本当に大変な状況にまたなった、また戻ったなという印象を受けています」

能登半島地震からまもなく9か月を迎える被災地を、今度は記録的な豪雨が襲いました。土砂にのまれた町で、行方不明者の懸命な捜索が続いています。

岩崎さんは地震の直後からボランティアを続けています。

■球磨村の住職 岩崎哲秀さん
Q現地の人たちの様子は?
「何とか復旧の目処がたっていた道がまた断たれたという、茫然自失の状態になっていらっしゃるのかな」

熊本豪雨で被災した際に復旧にあたってくれたのは、重機を使ったボランティア団体でした。複数の道路が通行止めになっている輪島市。市道にある土砂の撤去は、ボランティアの人手が必要で、岩崎さんは4年前に救ってくれた団体と活動にあたっています。

■球磨村の住職 岩崎哲秀さん
「正直、今回の災害の規模が大きくて広いので、どこまで(恩を)返せるかはわかりませんが、スコップ1杯でもダンプ1杯でも土砂を取り除いて、生活が復旧できるように懸命に頑張りたいと思います」

【スタジオ】
(緒方太郎キャスター)
岩崎さんに話を聞きますと、現地ではとにかく「ボランティアの人手が圧倒的に足りない」そうです。

(畑中香保里キャスター)
大地震に続く豪雨災害で、現地の人たちは精神的にも疲弊しているんですね。

(太郎)
全員がボランティアに行くことはできないかもしれませんが、熊本から能登へ、気持ちを寄せる方法があります。その一つが、ふるさと納税を通した支援です。

国内最大級のウェブサイト、「ふるさとチョイス」では、ふるさと納税を通して被災地に寄付できる取り組みを行っています。被災した自治体の役場の負担を減らすため、熊本県内では西原村と芦北町が代理で受け付けています。すでに全国から1448万円の善意が集まっているということです。

最終更新日:2024年9月25日 20:04
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