熊本市電1.5km延伸計画 周辺住民の約6割が「必要」アンケート結果公表
熊本市は、市電の延伸計画について行った新たな市民アンケートの結果を公表しました。延伸が必要と回答したのは約60%となっています。
熊本市は、渋滞対策のひとつとして、市電の延伸を検討しています。延伸を検討している区間は、東区の健軍町電停から熊本市民病院までの区間1.5キロで、熊本市は、朝の渋滞のピーク時に市民病院から市役所まで自動車だと約55分かかるのに対し、市電だと約34分に短縮できるとみています。
熊本市は10月から11月にかけ、延伸予定地の周辺に住む市民や隣接する益城町民などにアンケートを行い、12日の市議会都市整備委員会で公表しました。
それによりますと、「延伸の必要あり」と回答したのは57%、「必要ない」が25%、「わからない」が18%でした。また延伸後の利用に関しては、43%が「毎日から年に1度のペースで増える」と回答しました。
この結果から、熊本市は延伸後の一日当たりの利用者が平均で約2300人増えると予測しています。熊本市は、アンケート結果を踏まえ、延伸に向けて早急に議論を進めていきたいとしています。