富山県内で薬剤師のなり手が不足している状況を解消しようと、中学生や高校生が現役の薬剤師から学ぶセミナーが、きょう富山市で開かれました。

「未来の薬剤師発掘」と題されたセミナーは、県が開いたもので、県内の中学生・高校生と家族およそ90人が参加しました。

今年度、大学の薬学部に在籍している富山県出身者は345人で、人口1000人あたりの数は全国の都道府県で45位と低い水準です。

講師を務めたのは、県内の薬局や病院で働く薬剤師など6人で、医師の診断と処方の意図を薬剤師がくみ取ることの大切さなどを説明し、参加者は耳を傾けていました。

県は、今年夏には中高生が薬局や病院で薬剤師の仕事を体験できるイベントも予定しています。