クマ被害防止へ 富山県が対策会議 昨年度1人死亡 8人けが
2023年度、富山県内ではツキノワグマによる人身被害が相次ぎました。県は23日に富山市で2024年度初めての対策会議を開き、県内自治体の関係者などと具体策を共有しました。
会議では、2024年度市町村が行う訓練や研修の費用を県が補助することや、クマの生息状況を調べるため自動撮影カメラやGPSのついた首輪を活用することが報告されました。
2023年度、県内ではクマの出没が相次ぎました。人身被害は9人に上り、うち1人が死亡しました。
全国での人身被害は過去最多の219人で、環境省は4月、国が捕獲費用の一部を支援する「指定管理鳥獣」にツキノワグマを追加しました。県は支援の詳細を確認して新たな施策を検討したいとしています。