出生数・婚姻数ともに過去最少更新 2023年 富山県内
県内で2023年生まれた赤ちゃんの数は5859人で、統計史上初めて6千人を割り込んだことがわかりました。一方、婚姻数は3341組で、こちらも最少を更新しました。
国が27日発表した速報値によりますと、2023年県内で生まれた赤ちゃんの数は5859人でした。初めて6000人を下回り統計史上最少を更新しました。
出生数の減少は速報値時点の比較で11年連続です。
また、県内の2023年の婚姻数は3341件で前の年より216件減っています。新田知事は、28日の県議会で「出生数と相関関係がある婚姻数も過去最少となっており、少子化の状況は深刻さを増している」と述べました。
厚生労働省の関係機関が公表した将来の推計人口によりますと、富山県の2050年の人口は、2020年に比べ26.4パーセント減り76万人あまりになる予想です。
県は、少子化対策に向けた新たな基本計画を2024年度中に取りまとめる考えです。