富山県水墨美術館の紅しだれ桜 ライトアップ始まる
富山市の県水墨美術館では、中庭に植えられた「紅しだれ桜」のライトアップが始まりました。中継です。網谷さん。
富山市五福の県水墨美術館に来ています。私の後ろに見えるのは、樹齢70年以上ともいわれている「紅しだれ桜」です。
先ほど日没を迎え、ライトアップされた紅色の花々が夜空に浮かび上がっているかのようです。
この紅しだれ桜は、美術館が開館した年にサクラの名所で知られる秋田県角館町から移植され、以来、美術館のシンボルとして大切にされてきました。
そして、美術館の常設展示室では現在、このサクラを描いた作品も展示されています。それが、こちらの「朧紅枝垂桜」です。
この作品を描いた日本画家の中島千波さんは、「樹齢数百年のサクラに比べてまだ若く、品が良くて愛らしい」と評し、風にそよぐしなやかな枝と可憐な花々を表現したということです。
その絵に描かれた通り、鮮やかな紅色の花々が風に揺れています。
この「紅しだれ桜」は5日と6日、午後6時から8時までライトアップが行われています。
期間中は常設展示のほか、開催中の企画展「川端龍子展」も観覧時間を延長しているということです。