地震被害乗り越えて 新湊漁港「女性部食堂」営業再開
そして新湊漁港では能登半島地震で被害を受け休業していた漁業協同組合女性部の食堂も、きょう再開しました。1年3か月ぶりの営業へ、準備と開店を取材しました。
きのう。新湊漁港そばにある「女性部食堂」では、オープンに備えてスタッフが仕込みを行っていました。
能登半島地震で、新湊漁港周辺はアスファルトに亀裂が入り、店も建物が傾くなど被害が出ました。
復旧工事がようやく終わり営業再開は、シロエビ漁の解禁日と同じきょう「4月1日」。
女性部食堂 鈴木麗子さん
「シロエビはやっぱり出したいですよ本当に」
そしてきょう午前7時半ごろ。店に運び込まれたのは…待ちに待った「シロエビ」です。
漁師
「おはようございます。シロエビ」
女性部食堂 鈴木麗子さん
「ピカピカ、透き透き。うれしいです、ありがとうございます!きょうさっそく、かきあげに天ぷらで(提供する)」
午前11時の開店から次々に客が訪れます。別の店へ行くつもりが、「営業中」ののぼりを見つけて訪れたという2人は。
「シロエビ最高ですよ」
「んまい!」
松本から訪れた別の客
「んーおいしい!」
新湊漁協 中野剛参事
「シロエビはきょう解禁できょう取れたばっかりのやつなんです」
「へえそうなんですか」
「松本から来たんです」
中野参事
「地震で傾いてしまって、それを直してきょうやっとオープンできたんです」
訪れた客に話しかけるのは、新湊漁協女性部の尾山春枝部長です。
尾山部長
「朝とってきたものを全部、シロエビもきょう解禁なんですよ」
「シロエビじゃん」
「今年初めて海からけさ上がって来たが」
「うまっ」
「魚とかすごいですねー。本当においしいです」
記者
「再開できてよかったですね」
尾山部長
「そうです本当にありがたいです。みんなに喜んでもらえるような食堂でありたいと思うねえ」