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【山口天気 夕刊11/19】寒気&放射冷却…20日(水)朝は広く今季一番の冷え込み 山間部は今季初「冬日」も!?

2024年11月19日 18:45
【山口天気 夕刊11/19】寒気&放射冷却…20日(水)朝は広く今季一番の冷え込み 山間部は今季初「冬日」も!?

●今夜~20日(水)朝にかけて 寒気が抜けないうちに放射冷却の影響も強まり一段と冷え込む
●あす20日(水)朝は広く今季一番の冷え込み更新へ 山間部は「冬日」となる可能性も
●23日(土)頃にも新たな寒気流入 週末もグッと寒さ増す
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今週に入り急速に季節が進んできている県内…今朝は多くの所で今シーズン一番の冷え込みとなり、日中の最高気温も12月上旬並み、いわゆる「師走の寒さ」となった所が多く、上着、重ね着などが欠かせない空気の冷たさが続きました。

この寒さをもたらした寒気が抜けきらないうちに、あす20日(水)にかけて高気圧に覆われ、夜中、よく晴れることで、地面の熱がどんどん上空に逃げる「放射冷却」の影響も強まります。あす20日(水)朝は、山間部では氷点下の冷え込みとなるエリアも。

最低気温は徳佐で0度の予想ですが、場合により氷点下となる可能性もあるほか、県内は広く今シーズン一番の冷え込みを、さらに更新する見通しです。今晩は、より暖かくしておやすみください。また、日中の最高気温は、15度は超える所が多くなりそうですが、それでも上着などは欠かせない、晩秋らしい寒さが続く見込みです。

ところで、最低気温が0度未満…氷点下となる日を「冬日」と言いますが、その冬日が例年、県内では大体いつ頃に初めて現れるのか、徳佐を例に過去20年分の初冬日が出た日を調べてみますと、年により前後はあるものの、過去20年平均では11月18日頃となります。あす20日(水)朝、氷点下を観測しても、それが大体いつもこの時期に来る冷え込みでもあります。このことを踏まえて、様々な冬支度はそろそろ覚悟を決めて、進めていきたいところです。

あす20日(水)朝は広く今シーズン一番の冷え込みに…車を動かす際は、フロントガラスに降りる霜にも気を付けて、霜を解かす時間も考慮した、時間にゆとりある行動を心がけていきましょう。日中は日ざし十分でも最高気温は16~17度くらいに止まる所が多く、厚手の上着やフリースなどが活躍します。

しばらくは晩秋~冬の入り口もうかがう寒さの日々。また、土曜日は新たに寒気が流れ込んで、日本海側ほど時雨模様となる所があるほか、週末~来週初めにかけては、またグッと寒さが増してきそうです。

紅葉は、見頃、もしくは見頃一歩手前の所が増えてきており、今週末頃にかけて、より多くの所で紅葉はピークを迎えそうです。一方で、度々の冷え込みにより、紅葉シーズンは急ピッチで駆け抜けそうな気配もありますので、見頃のタイミングを逃さず秋の彩りを楽しんでいきましょう。

(KRY山口放送 気象予報士 山本昇治)

最終更新日:2024年11月19日 18:45
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