今回の3連休は、雲が多い天気が続きました。あす10日（火）からは段々と日ざしが届く時間が増えていきそうですが、体感温度を下げる北風が吹きやすくなりそうです。

あす10日（火）は気圧の谷が日本海に進む見込みで、山口県は湿った空気の影響を受ける時間がありそうです。次第に大陸からは高気圧が勢力を強める見込みですが、日本の東へ進む低気圧との間で、等圧線の間隔が狭まる見込みで、西高東低の気圧配置となる予想です。
日本海から伸びる雨雲が、山口県には明け方から朝の時間に、流れ込む所がありそうです。まばらな降り方となりそうですが、日本海側や山間部ほど、通勤通学の時間は折りたたみ傘があると安心です。その後、午後にかけては瀬戸内側ほど雲の隙間が広がり、晴れる所が多くなりそうですが、北寄りの風が次第に吹きやすくなっていく見通しです。

昼間の気温は、地域によって偏りがありそうです。瀬戸内側や内陸の地域では、25度に届いて、昼間は日ざしに心地よさを感じるくらいとなりそうですが、日本海側ほど気温があまり上がらず、風に冷たさを感じる一日となりそうです。

日ざしが出てきても、日本海側の地域では、冷たい北風に体を冷やさないようお気を付け下さい。

あさって11日（水）からは安定した天気。各地で晴れる時間が長くなりそうです。
朝は空気がヒンヤリしそうですが、昼間は日本海側も含めて、さわやかな陽気が続くでしょう。
寒暖差が激しい日が続きますので、風邪を引かないよう体調管理にお気を付け下さい。

さて、日本の南の海の上には、大陸付近で台風14号。週末の間に発生した台風15号が、マリアナ諸島近海で渦を巻いています。台風14号は、このあと熱帯低気圧へ変わる予想です。

台風15号は、この先、非常に強い勢力へ発達しながら、小笠原諸島近海に進む見込みです。小笠原諸島では風や波などの影響が出てきそうですが、次第に東寄りに進路を変える見込みで、本州に近づいてくることはない見込みです。山口県への直接の影響はないでしょう。

（KRY山口放送 気象予報士 中原一徹）