山口市の国道9号・木戸山峠道路改修事業に着手へ~国土交通省
国土交通省は今年度、災害に強い道路ネットワークの確保などのため、国道9号の木戸山峠道路改修について、新規事業化し調査設計に着手すると発表しました。
「木戸山峠道路改修」として事業化されるのは、国道9号の山口市阿東篠目から山口市宮野上までの3.3kmの区間です。
この区間は山口市と萩市や島根県津和野市などを行き来するうえで重要な区間ですが、過去5年間で大雨や積雪による全面通行止めが3回発生するなど、防災上の課題があるほか、構造物の老朽化や狭いトンネルなど、複合的な問題もあり、県などは早期整備を訴えていました。
国土交通省は今年度、5千万円の事業費で調査設計に着手します。
国土交通省では今回の道路整備により通行規制の影響が軽減し交通インフラの強靭化が期待されるとしています。
村岡知事は新規事業化を受けて「国道9号は、地域経済や観光振興を支えるとともに、信頼性の高い道路ネットワークを形成する観点からも重要な幹線道路。当該道路の整備にスピード感を持って取り組んでいただくよう期待している。」とコメントしています。