「ツルがたくさん来てほしい!」周南市八代にナベヅルの模型「デコイ」を設置
先週ツルの飛来を願って「つるよ来い来い集会」を行った本州唯一のナベヅルの越冬地・山口県周南市八代の小学校の児童らが16日、ツルの模型デコイを設置しました。
周南市の八代小学校は毎年10月ごろに地域の方とナベヅルを迎える準備として、ツルの模型・デコイを設置します。
16日は野鶴監視所の近くにある田んぼに合わせて7体のデコイを設置しました。
デコイを設置するのはツルを誘い込むのに加えて、飛来してきたツルたちが安心して生活できるようにするためということです。
近年、野鶴監視所前の田んぼに飛来するツルが減っているため、今回初めてこの田んぼに設置することになったということです。
(児童)「(6回目で)慣れてたけど、釘を打つときが力がいるので難しかったです。」
(児童)「ツルがたくさん来てほしいし、ツルにとって過ごしやすい環境を作っていきたい。」
(周南市文化振興課文化財担当 増山雄士さん)「八代がツルが渡ってくる特別な土地だと子どもたちに知ってもらいたい。未来のツルの守り人につながるといいなと思う。人が近づくとすぐに逃げてしまうので、遠くから静かに見てもらうのが一番いいかなと思う。」
八代地区の田んぼにはデコイが合わせて30体設置されるということです。