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「精神的に楽に…」輪島市で最初の仮設住宅へ入居始まる 申し込み4000件以上

2024年2月3日 12:20
「精神的に楽に…」輪島市で最初の仮設住宅へ入居始まる 申し込み4000件以上

輪島市では3日から被災した住民の仮設住宅への入居が始まりました。

輪島市内で初めて仮設住宅が完成した市の中心部にあるキリコ会館多目的広場です。ここには4DKが4戸と2DKが14戸の合わせて18戸の住まいが設けられています。
市は元々の地域コミュニティーにも配慮しながら子どもや高齢者がいる家庭などを優先して受け入れる方針で、今回はあわせて55人が入居する予定です。

3日は市役所で入居の契約を済ませ、カギを受け取った被災した住民が訪れ、住宅の中を見て回りました。

■入居する人は
「(避難所では)静かにしてといわれても病気になりそうで、それよりもここで1人でいる方がいい。精神的には楽ですよね、気をつかわなくていい」

住宅は 寒さ対策のためガラス窓が三重になっているほか、オイルヒーターなども備え付けられています。

山と海に囲まれた輪島市では仮設住宅の建設に適した土地の確保が難しく、この場所も津波の浸水想定エリアとなっています。建設にあたっては土地を70センチかさ上げしたということです。

輪島市内では2日までに548戸の仮設住宅の建設に着手しているものの、入居の申し込みは4000件以上にのぼっており被災者の生活再建に向け住まいの確保が急がれます。

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