国宝・勝興寺に奉納した「興」の文字 金沢の書家が被災地への思い込め…
富山県高岡市の国宝・勝興寺で金沢市の書家、阿部豊寿さんが能登半島地震からの復興を願って、奉納揮ごうを行いました。
復興の願いを込めて「興」の字を力強く書いた阿部さんは、地震で珠洲市に住む書道教室の生徒を津波で失ったということです。
復興の願いを込めて「興」の字を力強く書いた阿部さんは、地震で珠洲市に住む書道教室の生徒を津波で失ったということです。
会場の勝興寺も、本堂の内陣の柱にひびが入りました。
阿部豊寿さん:
「皆さんの平和の思いとか復興への思いとか、被災地への思いとか、そういうものが一つになって、無心に私なりに書いたという文字です」
また、きょうが聖徳太子の十七条憲法制定の日ということで、その一節である「和をもって貴しとなす」という言葉もしたためました。
復興を願う書は、大型連休が終わる頃まで勝興寺で展示されます。