少しずつもとの日常に…運休続くのと鉄道で代行バスの運行開始
運休が続く「のと鉄道」は、29日から代行バスの運行を始めました。
(穴水駅前から中継)
代行バスは、通勤・通学の時間帯に上りと下りあわせて14本を運行していますが、私がいる穴水駅を発着するバスは、第1便と最終便の2本のみです。後ろに見えているのがその最終便でもうまもなく午後6時半になると七尾駅に向けて発車します。
第1便のバスは、午前6時10分に出発しました。乗車した13人はほとんどが高校生でした。この時間のバスでないと、学校の登校時間に間に合わないということです。朝早い時間の出発となり、なかには鉄道を使うよりも1時間以上早く起きなければならないと話す人もいましたが、それでも、バスが動いたことでようやく学校に通うことができると喜びを口にしていました。
■乗客インタビュー
「早く友達に会いたい」
「朝がいつもより1時間ぐらい早いけどバスが動いてくれるだけでありがたいので頑張っていきたい」
のと鉄道は、七尾から能登中島駅の間について2月中旬の運転再開を目指していますが、穴水駅までの復旧のめどは今のところ立っていません。
しかしバスに笑顔で乗っていく人たちの姿を見ますと少しずつもとの日常に向けて前に進んでいることを感じました。