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霧島市の水源の濁り解消 大崎町ではがれきの撤去作業進まず…お盆休み影響も 日向灘の地震から4日

2024年8月12日 19:41
霧島市の水源の濁り解消 大崎町ではがれきの撤去作業進まず…お盆休み影響も 日向灘の地震から4日
 宮崎県日向灘の地震の発生から12日で4日。霧島市の一部の水源で続いていた濁りが解消されました。
 一方、震度5強を観測した大崎町ではがれきの撤去作業が進まないところが。この時期ならではの事情も影響しているようです。

 12日、エブリィが訪ねたのは霧島市国分地区の給水所。地震が発生した翌日には多くの人が列を作っていましたが、12日はまばらでした。

(霧島市上下水道部 小濵健一主幹)
「最初はすごく混んでて忙しかった。だいぶ減っている。もう列ができない」

 国分地区では地震の影響で一部の水源に不純物が入り、水道水に濁りが確認されました。時間の経過とともに不純物は沈み、12日、水源の濁りは解消されたということです。
 ただ、一部の水道管には不純物が残っているため、霧島市は13日以降も給水活動を続ける予定だということです。

(霧島市上下水道部 小濵健一主幹)
「今まで蛇口をひねれば水が出ていたという大切さがしみじみわかったという意見がある」

 水の問題はこちらでも。

(記者)
「霧島市のA-Zはやと店に来ています。先日の地震の影響で水の在庫が少なくなってしまっています」

 こちらの店では、地震が発生した直後から飲料水を買い求める人が増え、品薄の状態が続いています。

(A-Zはやと飲料部門 五領海斗部門長)
「20リットルはほぼない状態で2リットルもほとんどない。水の需要が高まっているがお盆の時期で運送などが止まっていて供給が追いついていなかった状態」

 県内で最大震度5強を観測した大崎町では…。

(磯脇琢磨アナウンサー)
「大崎町です。倒壊家屋により保育園につながる道がふさがれていましたが、地震から4日経ち、すべて撤去されています」

 道をふさぐように倒壊した住宅は地震発生の翌日から重機による解体作業が始まり、がれきは撤去されていました。

 一方、近くの飲食店を訪ねると…。

(磯脇琢磨アナウンサー)
「住宅街の中にあるこちらの飲食店では、地震による大きな被害を受けたが、その被害はまだ残ったままです」

 進まないがれきの撤去作業。業者がお盆休みに入ったことも影響しているといいます。

 気象庁によりますと、南海トラフ地震の想定震源域で12日に観測された震度1以上の地震は1回。想定震源域で特段の変化を示すような地震活動や地殻変動は観測されていないということです。
 気象庁は、「引き続き、政府や自治体などからの呼びかけに応じた防災対応をとってほしい」としています。
鹿児島読売テレビのニュース