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県と交流協定 台湾・屏東県知事 来鹿  塩田知事「様々な交流今後行う」

2024年9月5日 19:53
県と交流協定 台湾・屏東県知事 来鹿  塩田知事「様々な交流今後行う」
 県と交流協定を結んでいる台湾南部の屏東県の知事などが鹿児島を訪れました。一行は塩田知事を表敬訪問したほか、県内を視察。お互いに今後の交流促進に期待を寄せました。

 県は台湾南部の屏東県と芸術や文化、観光など幅広い分野での交流を促進しようと2024年1月に協定を結んでいます。

 5日は屏東県の周春米知事らが塩田知事を表敬訪問し今後の交流についてや産業や観光などの意見を交わしました。

(塩田知事)
「様々な交流がこれからいろんな形で行われてお互いに両県、知恵を絞っていろんな課題に向かっていければ」

(台湾屏東県周春米知事)
「2024年1月はお互い協定を交わした後に観光だけでなく教育と青少年の交流を行っているので我々、屏東県は農業、漁業、養豚企業、青少年の起業家をお連れしてお互い教育など交流をしています」

 屏東県は台湾でも有数の観光地で、地理や気候のほか、農業、漁業が盛んな点で鹿児島との共通点が多く、相互で交流を続けています。

 表敬訪問に先立ち一行は県内を視察しました。訪れたのは薩摩川内市の「甲冑工房丸武」。周春米知事は展示されている甲冑や工房を見て回りました。

(台湾屏東県周春米知事)
「一つの鎧は作るのに何工程かかりますか?」

(甲冑工房丸武田ノ上智隆社長)
「鎧にもいろいろ種類がありますが、一番簡単な物、簡素化し大体10工程ですが、装飾が増える物であれば何百工程」

 特に興味を示したのはメジャーリーガー大谷選手の「ホームラン兜」で脚光を浴びた甲冑と兜でした。

(台湾屏東県周春米知事)
「大谷選手はすごく背が高いですね」

 視察を終えた周春米知事は「鹿児島県の伝統工芸のすばらしさを感じた」と話し今後の交流にも期待を寄せました。一行は6日も県内を視察するということです。
鹿児島読売テレビのニュース