自殺といじめ関連調査「個人情報が漏えい」遺族側が町に要望〝公の場で説明と謝罪を〟宮城・亘理町
亘理町 遺族が要望
この問題は2019年3月、亘理町の中学2年生が自殺し、第三者委員会が「いじめが自殺の直接的な理由とは確認できなかった」としたものの、遺族側の要望で再調査が進められているもの。去年2月、再調査委員会はいじめと自殺の関連について「現時点では因果関係が必ずしも無かったとは言い切れない」として、現在も再調査が進められている。
そして調査を巡っては、町が第三者委員会の報告書をホームページに載せた時、〝黒塗り〟で非公開にしていた個人情報が音声ソフトで読み上げられる状態になっていた。これを受けて遺族側は、亘理町に対して「公の場で漏洩した経緯の説明や謝罪をしてほしい」と要望しているが、町からは書面での回答に留まっていて、15日、改めて説明と謝罪を要望した。
亘理町はミヤギテレビの取材に対し「まだ受け取ったばかりなのでコメントはできない」としている。