「車内持ち込み品の『注意喚起』強化」JR東日本が方針示す 東北新幹線で薬品漏れ 新たにJR社員5人の体調不良も判明
10月9日、東北新幹線の車内で乗客が持ち込んだ薬品が漏れ、乗客がやけどなどのけがをした事故で、JR東日本は危険物の持ち込みについて注意喚起を強化する方針を示した。
この事故は、10月9日 東北新幹線の車内で乗客の一人が持ち込んだ液体の薬品が漏れ、JRによると乗客6人がやけどなどのけがや体調不良を訴えた。
また、新たに対応にあたった社員5人が体調不良で病院で診察を受けたことが分かった。
JR東日本では、危険物の持ち込みについて旅客営業規則で密封した容器に入れるなど条件をつけて厳しく制限している。
三林宏幸東北本部長は、19日の会見で改めてポスターや案内放送で注意喚起に努めていく考えを示した。
JR東日本三林宏幸東北本部長「車内持ち込み品に関する注意喚起・案内強化、様々なケースを想定した訓練、警察との連携を検討・実施していく」
JR東日本では、乗客の避難誘導も含めて「当時の対応は適切だった」としている。
警察は、漏れ出た薬品について「まだ特定できていない」としている。