【羽生結弦さんからもメッセージ】仙台市「通年で滑走できるスケートリンク」開設へ 太白区の「ゼビオアリーナ仙台」に
仙台市は、太白区の「ゼビオアリーナ仙台」に、通年で滑走できるスケートリンクを開設する方針を発表した。
2025年4月以降の利用開始を、目指している。
28日午後、仙台市はゼビオホールディングスと、太白区の「ゼビオアリーナ仙台」の改修と運営に関する協定を結んだ。
協定では、ゼビオホールディングスが太白区あすと長町の「ゼビオアリーナ仙台」に通年で滑走できるスケートリンクを整備する。
リンクは、国際基準に対応した縦30メートル横60メートル。
一般開放ではなく、スケートの大会やアイスショーなどの利用が想定されている。
悲願の「スケートリンク」整備に、羽生結弦さんもメッセージを寄せた。
羽生結弦さん動画「(仙台は)これまで多くのフィギュアスケーターが育ってきましたが、練習環境はとても厳しい状況にあります。自分と同じようにこのまちでフィギュアをやりたいと思う次の世代が一人でも多く生まれることを期待しています」
アイスリンクの上には、断熱材を敷いた可変式の床が設けられ、バスケットボールやコンサートの使用も従来通り可能だ。
今回の協定では、ゼビオホールディングスがスケートリンクを整備したうえで、仙台市に「寄付」するとしている。
施設の所有者となる仙台市は、ゼビオホールディングスを指定管理者として、スケートリンクの維持費も含め「管理料」を支出する方針だ。
郡仙台市長「日本フィギュアスケート発祥の地・仙台に、国際規格に適合する通年型のアイスリンクが整備される大きな一歩。実現に向けて官民手を携えて取り組んでまいりたい」
改修工事は、来年度中に開始し、2025年4月以降の利用開始を目指す。