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【解体された<サン・ファン・バウティスタ号>】4分の1サイズで復元 完成した船体を報道公開(宮城・石巻市)

2024年6月1日 10:00
【解体された<サン・ファン・バウティスタ号>】4分の1サイズで復元 完成した船体を報道公開(宮城・石巻市)

老朽化のため解体された「サン・ファン・バウティスタ号」の復元船が、4分の1サイズで復活し、完成した船体が報道関係者に公開された。
石巻市にあるサン・ファン館。

以前と同じ場所に展示される「サン・ファン・バウティスタ号」の2代目復元船が、完成した。
「サン・ファン・バウティスタ号」は、伊達政宗が支倉常長らをヨーロッパに派遣した慶長遣欧使節の偉業を伝えようと、1993年に完成した全長およそ55メートルの木造の復元船。

しかし、「東日本大震災」の津波で被害を受け、老朽化もあり、初代復元船はおととし7月に解体された。
2代目復元船は、解体された実物大の初代復元船の4分の1のサイズで、強化プラスチックで造られている。

全長14.2m、船体の幅は3m、メインマストは高さ12.3m。
当時のサイズ感が分かるように小さな支倉常長の人形が設置されている。

サン・ファン館・企画広報課 髙橋正法課長
「非常に精巧な質感ですね。木造船の節とか色とか経年とか、そういったものが非常に細かく精巧にリアルに再現されている」

サン・ファン館では、建屋などの改修工事が9月まで行われ、一般に公開されるのは秋頃になるという。

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