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「日米2プラス2」安保面で日米の連携強化の方針確認

2024年7月28日 22:20
「日米2プラス2」安保面で日米の連携強化の方針確認

日本とアメリカの外務大臣と防衛大臣が会談する「日米2プラス2」が東京都内で行われ、安全保障面で日米の連携を強化する方針が確認されました。

2プラス2で、アメリカ側は在日アメリカ軍に「統合軍司令部」を新たに設けて、自衛隊と指揮・統制をより連携させる方針を表明しました。

また、アメリカが核兵器を含む戦力で日本を守る「拡大抑止」について、外務・防衛大臣同士で議論する会合も初めて行われました。

日本の周辺では、中国・ロシアだけでなく北朝鮮も核戦力を増強する中で、日本を守るというアメリカの意志を国際社会に向けて強く示すものになりました。

上川外相
「我々は国際秩序を守り抜くために、同盟を深め発展させ、抑止力を高めていかなくてはなりません」

木原防衛相
「地域における安全保障上の増大する課題に対処するため、同盟の戦力体制を最適化していくことが重要であります」

今回の日米による連携強化の打ち出しについて、日本側としてはあるねらいがありました。

それは、安全保障面での日米の連携を「既定路線」にすることです。

アメリカで大統領選挙が行われ、政権交代の可能性がある中で、ある政府関係者は「アメリカがどんな政権になっても日米が外交・安全保障で協力していくという方向性を確認することは重要な意味がある」と、話しました。

ある外務省幹部は「誰がアメリカ大統領になっても影響がないよう備えていく」と強調していて、日本政府としてはこうした連携強化の方針を「既定路線」としたい考えです。