アメリカを国賓待遇で訪問している岸田首相は、バイデン大統領と首脳会談を行い、防衛・安全保障面での連携強化を確認しました。ホワイトハウス前から中継です。

防衛・安全保障分野での連携のさらなる強化の背景には、ウクライナや中東での戦争が続く一方、中国など東アジア地域における脅威の高まりへの危機感があります。

岸田首相「国際社会は歴史的な転換点にあります。今こそ日米両国がグローバルなパートナーとして、真価を発揮すべきときである」

バイデン大統領「我々はともに、防衛・安全保障協力を強化するための重要なステップを踏み、指揮・統制を現代化する」

会談後に発表した共同声明では、防衛・安全保障面での連携強化などで合意しました。

中国などを念頭に、自衛隊とアメリカ軍の連携を円滑化するため、指揮・統制機能の強化を確認したほか、ミサイルの共同開発など、日米の防衛産業の連携促進に向け、協議体をつくることを決めました。

また、北朝鮮をめぐり、岸田首相が改めて日朝首脳会談の実現を目指す考えを示したのに対し、バイデン大統領は歓迎する意向を示しました。

また現在も、ホワイトハウスではバイデン大統領夫妻が主催する公式晩さん会が開かれています。

元車椅子テニス選手・国枝慎吾さん「僕もアメリカに住んでいるので（招待され）すごく光栄な気持ちでした」

日本からは音楽ユニット「YOASOBI」や、宇宙飛行士の星出彰彦さん、元車椅子テニス選手の国枝慎吾さんらが参加しました。

アメリカ側からは、俳優のロバート・デ・ニーロさんのほか、ビル・クリントン元大統領夫妻など、多様な顔ぶれが出席し、華を添えました。