「半袖でよかった」季節はずれの暑さ…〝芋煮〟を巡るアツい戦いも 白石は11月初の「夏日」に
朝からよく晴れて、たっぷりの日差しが降り注いだ宮城県内。日本上空にはこの時季としては暖かい空気が流れ込んできたことで気温がグングン上昇し、白石では「25.8℃」を観測。11月としては史上初めて「夏日」となった。
「暖かい感じは最初していて、あとからは暑かったです。天気がよくて、走り回れるのがたのしいです」
気仙沼で「24.3℃」。仙台は「23.4℃」など9月中旬並みの暖かさに。宮城県内19の観測地点のうち、白石を含む10地点で11月としては過去最も高い気温となった。
「秋にしてはすごく暑いです」
「外出てみたら半袖でよかったなという感じですね」
3連休初日となった文化の日、仙台市役所前では「すずめ踊り」も披露され。多くの人で賑わいをみせた。仙台市は今月12日まで、市役所と市民広場の間の道路を歩行者天国にしている。休日限定で午前8時から午後6時まで。市役所の建て替えに伴う社会実験で、周辺の賑わいづくりとしての可能性を検討するという。
そして、祝日の商店街にできていた長~い列。そのお目当ては、秋の味覚だった。味噌ベースに豚肉が入った「宮城の芋煮」と、醤油ベースに牛肉が入る「山形の芋煮」。どちらが美味しいのか決定する「芋煮バトル」は、商店街とJA仙台・JA山形が初めて開催したもの。両県の食材の魅力を知ってもらうことが目的だという。
<阿部美月 記者>
「宮城と山形の芋煮を食べ比べて、割りばしで投票するシステムです」
<食べた人は>
「どっちもおいしくて選べません」
「僕は仙台に住んでるんですけれど、山形の方が美味しいかなと」
「まだ決めかねます。どっちもおいしいです」
気になる結果は「山形」の勝利!季節外れの暖かさとなったこの日、訪れた人は宮城と山形の「熱いバトル」を味わい、身も心も温まったかもしれない。主催した商店街は今後の開催も検討しているという。