【時効までわずか…】仙台・強盗致傷事件「ささいな情報でも提供を」
<坂上 記者>
「午前1時です。15年前のこの時間、仕事終わりの菅原さんがこの場所で事件に巻き込まれた時も,
今のように車や人の通りは少なく、外灯りも心もとないものだったといいます」
事件が起きたのは15年前の2008年11月18日午前1時頃。仙台市若林区古城2丁目の路上で、会社員の菅原邦彦さんが2人組の男に襲われ、傘のようなもので左目を刺されて意識不明に。持っていたショルダーバックを奪われた。事件直後、警察は犯人像をイラストで公開。これまでに「のべ2万3000人」の捜査員を投入してきが、いまだ犯人の検挙には結びつかず、今月18日に「時効」を迎える。
<事件現場ちかくの住人>
「見つかりそうなものなんだけどね。かわいそうに」
「我々も町内会でチラシ配りなど、その年数の活動をしているものですから、1年1年あっという間にこの時期を迎えた感じがします」
<警察が公開した犯人の特徴>
▼年代は10代後半~20代
▼170cm~180cmほどの中肉
▼頭に白いタオル。作業用の上着。ダブダブの作業ズボン。
<坂上 記者>
「これまで警察には240件の情報提供がありました。その数は年々少なくなっているものの、今年に入ってからも十数件の情報が寄せられたということです」
<若林警察署 後藤 秀一 副署長
「犯人逮捕に向け継続して捜査をしておりますので、ささいな情報でも提供していただきたいと考えています」
被害に遭った菅原さんは意識を取り戻したものの、今も歩くことや会話が難しい状態で、過酷な闘病生活を強いられている。警察は情報提供を呼びかけるとともに、事件解決に向けた捜査を続けている。
▼▼ 情報提供先 ▼▼
若林警察署 刑事第一課
0120ー886ー603(平日8:30~17:00)