東北農政局は困窮世帯の支援に取り組むフードバンクへの現状を知ってもらおうと、12日　食品が保管されている倉庫で見学会を行った。

仙台港近くにあるこちらの物流倉庫では、一角を『フードバンク仙台』に無料で貸し出している。

12日の見学会には、東北農政局と共に食品ロスの削減に取り組む食品関連会社の人たちが参加した。

『フードバンク仙台』では、寄付された食品を生活困窮者に届ける活動を続けているが、物価高騰の影響もあり今年4月～6月に寄せられた食品の寄付は去年同時期と比べ半減しているという。

フードバンク仙台・川久保尭弘さん
「物価も高騰していて厳しい経済状況ですので、食糧支援が必要な方や団体にぜひ寄付で協力いただければ」

見学会に参加した食品卸売業者
「（説明を受けて）食品を扱う企業としての社会貢献の方法を、少しずつ会社として検討していければいいのかなと思いました」

参加者は、職員からの説明を聞きながら、食品の賞味期限や温度の管理・搬入・搬出の流れについて、理解を深めていた。