「仙台赤十字病院」と「県立がんセンター」の移転・統合に向けて、宮城県と病院側が基本合意を結んだことについて、反対する周辺住民らは「基本合意の撤回」を求める抗議文を県に提出した。

県に対して抗議文を提出したのは、「仙台赤十字病院」周辺の八木山地区の住民や支援団体などだ。

県が進める「4病院再編計画」では、「仙台赤十字病院」と「県立がんセンター」を統合して名取市に移転、「東北労災病院」と「県立精神医療センター」を富谷市に移転・合築する方針だ。

このうち、「仙台赤十字病院」と県は、12月22日に移転・統合に関する基本合意を結んだ。

抗議文では、「住民不在の基本合意は、到底認めることはできない」などとしている。

県の担当者は、「人口減少が進む中長期的に見て再編は必要」として、今後も住民への説明を続け理解を求めるとした。