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【4病院再編】「県立精神医療センター」を移転「分院」置く案 精神科の医師などで作る審議会で「医師の確保が難しい」などと反対意見多数(宮城) 

2024年2月16日 12:23
【4病院再編】「県立精神医療センター」を移転「分院」置く案 精神科の医師などで作る審議会で「医師の確保が難しい」などと反対意見多数(宮城) 

宮城県が進める「4病院再編」について県の審議会が15日夜に開かれ、名取市の「県立精神医療センター」を富谷市に移転し分院を名取市に置く案は、医師の確保が難しいなどとして、反対意見が多数を占めた。

県の「4病院再編」計画で、仙台市の「東北労災病院」と名取市の「県立精神医療センター」を富谷市に移転・合築し、名取市に「県精神医療センター」の分院を置く案を示している。

15日夜に開かれた精神科の医師らで作る審議会で、県は再編案の運営コストや人員配置を説明した。

委員からは「2拠点化でコストが増大するうえ、医師の確保が難しい」、「医療の質が下がりかねない」といった意見が相次いだ。

採決の結果、出席した委員のうち反対が10人、保留が3人で、賛成の委員はいなかった。

宮城県精神保健福祉審議会・富田博秋会長「医師や看護師の人材確保が可能なのか、大半の先生は県のサテライト(分院)案には反対である」

また、審議会は「東北労災病院」が目指す医療体制がいまだ不明だとして、今後確認していくことを決めた。

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